sumumachi(すむまち)の街ページや比較画面には、「この期間の実際の請求額は、このページの表示より安くなります」という注記が出る街があります。表示している金額と、実際に請求される金額がちがう——これは間違いではなく、意図して選んだ表示のルールです。この記事では、「期間限定の減免」という仕組みと、sumumachi がどう表示しているかを説明します。
期間限定の減免 — 請求額が一時的に安くなる仕組み
水道料金は、それぞれの街の料金表にもとづいて計算されます(仕組みは「水道料金はどう決まる?」で説明しています)。sumumachi が載せているのは、この料金表どおりの通常の金額です。
一方で、物価高騰対策などを理由に、期間を区切って水道の基本料金を免除・減額する自治体があります。これが「減免(げんめん)」です。
たとえば東京都水道局は、2026年の夏場4か月分、家庭で主に使われる口径13・20・25mmの水道の基本料金を無償にしています(使った量に応じてかかる従量料金と、下水道料金は対象外)。予想される猛暑のなかで、都民がエアコンなどの利用を控えることがないように、という措置で、申込みは不要です[出典1]。
sumumachi は、減免中も「通常の料金」で表示します
理由は2つあります。
- 減免には終わりの日があるから。減免後の金額で載せると、期間が終わった瞬間にその金額は間違いになります。通常の料金なら、減免の前も後も変わらず正しい金額です
- 引っ越し先を選ぶような比較は、減免が終わった後の暮らしまで続くから。この先もずっと払う金額どうしで比べられるほうが、判断のもとになると考えています
そのかわり、減免中の街には期間を書いた注記を必ず出しています。比較画面では街名の横の「改定情報」チップから、街ページでは計算のくわしい内訳のなかで読めます。
例外 — 何年も続いている割引は、割引後の金額で
期間の定めがあっても、年単位で長く続いている割引は、割引後の金額で計算し、そのことを注記に書いています。
たとえば滋賀県の草津市は、利益還元のため、2011年10月の検針分から水道料金を一律10パーセント引き下げていて、この引き下げを2028年3月検針分まで延長しています(下水道使用料は対象外)[出典2]。十年以上続いている割引を外した金額で載せると、かえって実際の請求額から離れてしまうため、こうした街は割引後の金額で表示しています。
料金の改定が決まっている街
反対に、料金が変わることが決まっている街には、「◯月◯日以降の使用分から改定されます」といった注記を出し、切り替えの日が来たら自動的に新しい料金で計算します。表示がいつの料金なのかは、注記に書いてあります。
注記の読み方まとめ
- 「実際の請求額は、このページの表示より安くなります」とあれば、その街はいま減免中です
- 注記には期間を書いています。期間が過ぎると、請求は通常の料金に戻ります
- 減免の対象・条件の詳細は、お住まいの(または引っ越し先の)自治体の公式ページでご確認ください
ことばの補足 — 「減免」には個別の制度もあります
なお、「減免」という言葉は、この記事で説明した街全体に一律で適用されるものとは別に、申請して個別に受ける制度にも使われます。たとえば、気づきにくい場所での漏水があったときに料金の一部を減額する制度を設けている自治体があります[出典3]。こうした個別の制度は、対象・条件・手続きが自治体ごとに違い、sumumachi の表示にも反映されていません。該当するかもしれないときは、お住まいの自治体の公式ページや窓口でご確認ください。
sumumachi の計算のルール全体は、比較方法についてにまとめています。